炭のこだわり

本場紀州の備長炭

安藤のおせんべいは本場紀州の備長炭を使って焼いています。備長炭にもいろいろあり、中国産のものや国内他産地のものもたくさん出回っています。その中で当社が紀州の備長炭にこだわるのは、火力が非常に強く、しっかり焼きあがるからです。よい米がなくては安藤のせんべいは作れませんが、よい炭がなくてもやはり安藤のせんべいは作れません。

 

鉄のように固い炭

紀州の備長炭は、鉄のように堅いのが特徴です。叩くとキーンと金属のような音がします。そのため、なかなか火がつきません。ですから職人は朝の4時から出てきて火入れをします。しかし、一旦火がつくと火持ちはよく、夜仕事を終えるまで丸一日火力が衰えません。

 

時間帯によって焼くせんべいの種類が違います

備長炭は丸一日、火がもちますが、ガス火と違い時間帯によって火力の状態が違ってきます。したがって火力の状態を見て焼くせんべいの種類を変えています。
 当社の人気商品のひとつである「おこげ」は午前中の一番火力の強いときに焼きます。そのほうがより香ばしい香りに焼きあがるからです。